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胃ろうの歴史2

PEGが盛んに行われるようになると

様々な状況でPEGが用いられる
ようになり。

意識の無い寝たきりの老人で胃ろうから
栄養だけをとって意識もないまま
生かされている のも含まれてくる

麻生元首相が問題視したPEGの適応。

目的には大きく分けて4つ。

1)目的の達成可能性が高く、
その評価が多くの人に共通する
価値観,死生観に基づけば
肯定的と見込まれる患者群(適応)

例)頭頸部癌、上部消化管の癌で通過障害
神経変性疾患(ALSなど)
クローン病
嚥下障害があるが、意識障害は重篤でない
脳血管疾患患者

2)目的の一部について達成の可能性が
高いがその評価には個人の価値観、死生観
で異なる患者(適応各自)

例)重度の脳障害後の遷延性意識障害患者

3)目的の達成の可能性が不明確、かつ
その評価が個人の価値観、死生観で
ことなる(適応各自)

例)ADLが高度に低下、認知症もある
重度の意識障害のある寝たきりの高齢者

4)目的達成の可能性が著しく低い
(適応なし)

例)老衰の終末期
高齢のアルツハイマー型痴呆患者の終末期


この4つ。


食道癌患者さんで胃ろうとなると、1)
にあたる。


根治的な治療を受け続ける時の
経口摂取が美味く出来ないときの補助

としても

術後経口摂取が美味く進まない人のための
補助としても

さらに再発して抗がん剤治療をづづける場合の
栄養状態を安定させるため、かつ腸を使う事
による免疫維持、としても

いろんな状況でPEGはお世話になります。


術後3ヶ月して元気になって胃ろうチューブが
外来通院で抜ける時,患者さんは
「ああすっきりした〜」とおっしゃいます。


食べられなくて,入院生活が続いて
胃ろうが入ったとしても、
「お家に帰れる」となると患者さんの
メンタル面はかなり良くなります。


「自分の家、ゆっくりできる」ありがたさ。


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-07-05 22:49 | 緩和ケア | Comments(0)
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