NCD

今回の消化器外科学会にて

2011年1〜12月

全国713施設5354例の食道癌手術成績
が明らかになりまして。

平均年齢66歳 男性が85%
約6割がアルコール常用者

術後合併症発生率は約4割で

最も多いのが肺炎で15%

ついでSSI、

縫合不全も全国レベルでは13.3%も発生。

敗血症1.8%

術後30日以内死亡 1.2%
在院死亡      3.4%

死亡した患者の要因

年齢、術前の喫煙歴,ADL不良、体重減少
があがり、さらにCOPDが在院死亡の
リスク因子になっていたとのこと。

他国と比較すると、米国の3%、英国の4.3%
にくらべて日本の1.2%はずばぬけて成績がいい。

とはいえ、在院死亡では3.4%の方が
亡くなっている


手術は危ないってレッテルを貼ると、
外科医は条件のいい患者ばかりを手術に
回すようになるし

ちょっとでもリスクのある患者は
うちではできないから他をあたってくれ

と成績を良くしようとする。

でもそれでは医療の進歩はなく
アクセルふまずにブレーキばかり
の医者になる。

成績を知った上で、リスクを絞り込み
丁寧に手術をすることで、皆にその
恩恵が得られることが目標。

肺炎と縫合不全をいかに減らせるか。

一人の天才外科医の手術より

メディカルスタッフを信頼し
お互いを認め合って任せる

チーム力ですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2013-07-21 23:58 | 手術の合併症の話 | Comments(0)
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