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術前補助化学療法

食道癌で手術をうける方は
最近では術前に抗がん剤治療を
受ける方が多いと思うが

これは「術前補助化学療法」といわれる
もので

根治的な治療(メイン)の前に

治癒率の向上、腫瘍を小さくする事で
きれいに取れるかどうか微妙なところ
だったものを、きれいに取りきれるように
するため、縮小手術による機能温存、
抗がん剤がどれくらい期待できるかの効果の
評価

などを目的としています。

乳がん、直腸がん,膀胱がん、喉頭癌、
骨肉腫などと同様に食道がんもそうした
目的で抗がん剤がもちいられます。

この場合の抗がん剤はあとに
大きな治療が待っていますので、
抗がん剤で体力を落とすわけには
まいりません

回数も何回もやるのではなく、
通常1−2回がほとんどです

これに対して手術や放射線をあてた後の再発
の場合は、抗がん剤は逆に何回も行います。
回数を何回もこなせている、というのは
治療がうまく行ってる証拠です。

抗がん剤治療は体力がないと
できない治療です


現在、食道癌にもっとも汎用されている
抗がん剤の組み合わせは
5FU-CDDPの組み合わせで

実はこの組み合わせ20年前から同じものが
ずっと使われています。

がん治療認定医のテキストには

「他の抗がん剤との組み合わせも
試みられているが、この組み合わせを
凌駕する治療法は未だ無い


と書いてあります。


他のがんでは使われている
分子治療薬も食道癌には
使用出来るものがありません


最初の抗がん剤が効かなくなった時
に使う抗がん剤をセカンドライン
といいますが

セカンドラインではドセタキセルが
用いられる事が多い

しかし、さらにそれが効かなくなった
場合に3番目、4番目と期待できる
抗がん剤が確立されていないのが
食道癌の治療で。

その頃には患者さんも体力が落ち
抗がん剤をやることで命を縮める
こともある

アクセルとブレーキをどう使い分けるか



医療者はどう寄りそうか?



ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-08-14 22:56 | 抗がん剤治療 | Comments(0)
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