30年ぶりに食道アカラシアの規約が変わった
30年もずーっと同じ基準で変わらなかったってことは
医学生の講義もずっと一緒
紡錘、フラスコ、シグモイド型があるってず~っとず~っと
覚えていたのに。。。
食道専門家でなければ、「アカラシア」は、日常の内視鏡検査
で遭遇しても、思いつくことが少ないので、診断が遅れ、治療を受けるのが
遅れることもあるこの疾患。
定義は「下部食道括約部の弛緩不全(食べ物が通ろうとすると筋肉が緩んで自然に
通過する、が出来ない)と食道体部の蠕動運動を認める原因不明の食道運動機能障害」
のことをいい
症状は嚥下困難、口腔内逆流、体重減少、夜間咳嗽など。
診断にはレントゲンが有用だ。
撮影体位は立位、撮影方向は背腹とする。100%バリウムを用い、100mlをなるべく早く
服用、服用して1分してから撮影する、ブスコパンは用いない。
紡錘、フラスコ、シグモイド
なんて言ってるやつは、新規約を読んでない昭和生まれの医者だ。
平成生まれなら
「直線型」
と
「シグモイド型」の2つに分類されたのを覚えておこう。
直線型はいままでフラスコとか紡錘形とか言ってたやつ、縦軸の蛇行が少ないものを
意味する。
シグモイド型はSg、直線型はStと略語を書くが、
シグモイドの中でも特に屈曲蛇行が強く、L字型を呈するものを
特に進行シグモイド型、とよぶ。 (Advanced Sigmoid type: aSg型)と略す。
月曜の講義にまにあうかしら。。。。