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強く禁酒を勧めよ

気管食道学会,今回のメインイベントは

[どういう人が食道癌のハイリスクか、
また酒がどう関わっているか?」の
基調講演。

まず食道扁平上皮癌が多いのは
日本/中国/台湾/西アジア

で、キムチやパクチーを食べて
結構食道癌がいそうな韓国/タイは
それほど多くない

アルコール脱水素酵素の遺伝子多型で
日本人の一割は下戸、酒が全く飲めない
5割は酒に強い人
4割は若い時コップ一杯のビールで
顔が赤くなり、だんだん酒が飲めるように
なった人。

このうち一番食道癌になりやすい人が
「だんだん酒が飲めるようになった人」

で、食道癌になった人がその後に
新しい食道癌や咽頭癌ができないように
するにはどうするか?

これはヨード不染の程度で決まるらしく。

まったくヨード不染がない群をA
10個以上ヨード不染がある群をC
その中間をBとすると

当然ながら、C群の人がまたでてくる
確率がたかく、5年の追跡で2人に1人は
また癌がでてくる!という。

C群の4割はアルコール依存症で
[絶対やめて下さい」ときつく言っても
半分の人は時間がたつとまた飲み始める
群にあたる

そうやすやすとはお酒を辞めない群
を治療にあたる

さてこのC群の方が
毎日1合,2合、4合と酒の量が増えれば
増える程また癌になる可能性が高くなる

[酒は百薬の長」というけれど
これらのハイリスクの人にとっては
明らかな発癌物質」であるので

医者として
「ちょっとなら飲んでもいいですよ」と
患者に甘いのは良くない、
「きつく禁酒指導」が医者としての立場。

他には
[熱い食事が好き」な方がなり易く

[野菜や果物を毎日食べる習慣がある」は
発癌リスクを減らせるそうだ。

酒をのむとひとの食道扁平上皮にDNA損傷が
起きる、この半減期が35時間である。

であるので、毎日飲むと毎日DNAが損傷
し修復されずに、粘膜がただれ、
血管透見が悪くなる

[酒を常習的に飲んでいるハイリスク」
の方は内視鏡でその色調を見ればすぐに
癌になりそうかどうかが分かる。

ヨード染色でどれくらい自分に不染帯が
あるかを50歳くらいで一度検査をうけて
おくと良い

そうすれば癌の予防につながる

我々も、大きな手術や放射線、抗がん剤
をしなくて済む。

食道癌で亡くなる方と乳がんで亡くなる
方と数はほぼ同じなのに

ピンクリボンなんて
キャンペーンもないし、

かたや無料クーポン(さすがにもう無くなりますが)

かたや、がん検診にも含まれていない

バリウム検診が続く限り
咽頭癌は見落とされる

これだけリスクが分かっているのに
国民が知らずに過ごしている


なんとかせねば。



ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-11-04 23:42 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)
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