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SM3でもESD

今年最後のESDが終わった。

食道癌の治療も大きく変わりつつある2013年。

全周だから手術

狭窄するから手術

というのもケナコルトの出現で大きく変わりつつあり

長軸方向に長くても、ESDで簡単に一括切除で
きる時代になった。

食道癌の治療は外科手術がしっかり出来
かつESDが半端無くうまいという、内科
外科の二つの柱があって、さらにケモラジが
充分できるという条件がそろって,初めて
いろんなステージの患者さんに対応可能

もっというと耳鼻咽喉科もあって積極的に
喉頭温存ができる施設が最高。

下咽頭癌ならSM3でもN0ならELPS

しかし食道癌ではSM3を内視鏡治療しましょう

という人はまずいない。

もし転移がないことを証明できれば
SM3でもESDで治る。これほど患者さんに
とって楽な治療はない。

一日にしてあっという間に癌が体外に
摘出されるのだ。

食道の手術ができてESDもできる

そういう立場なら、手術、ESD
どっちがいいかを思案し、提供しえる

ESDはSM3でも、切除はできるのだ

まず、取ってみてから考えよう

転移してからでも間に合うかもしれない

そういう考えは、ほんの5年前には
考えられなかったアイデア。

慎重に慎重にESDの適応拡大。

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-12-24 23:39 | ひとり言 | Comments(0)
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