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頭頸部癌を内視鏡医はどこまで観察するか

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この4年間に経験した頭頸部癌586例における
食道癌の重複頻度を解析したところ、220例
37.5%に食道癌の重複があった。

なかでも下咽頭癌は217例中133例
(61.3%)
と重複があった。

一大事!

である。

さらに重複頻度が
50%を超えているのは
口腔底癌(52.7%)

マウスピースをつけていると
観察しない場所である

しかし,最近食道の専門家の中では
最初からマウスピースを外して
口腔底からよく診よう

というのが常識になりつつあり

これを食道の専門家以外にも
普及させようという試みが始まっている

そんなとこまで消化器内視鏡医は
みなくていいという常識を

変えるのは

いつの時代も非常識から始まる

内視鏡医はサービス満点なのだ

口腔から咽喉頭
食道胃十二指腸小腸大腸肛門

内から見える所ならどこでも
アプローチし、対策を立てられるのだ

常識を捨て、

非常識を拾う

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-01-13 10:08 | 他臓器重複癌 | Comments(0)
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