人気ブログランキング |

マウスピースの罪

マウスピースが問題なのは、本来見える
場所を簡単に隠してしまうということで

食道癌患者には重複頻度の高い
口腔・咽頭領域の拾い上げの妨げに
なっており

これを防ぐには
口を大きく開ける

舌を大きく前に突き出す

舌にそって内視鏡を奥に入れる

エーと発声させる

マウスピースの罪_b0180148_111462.jpg


これによって口蓋舌弓、口蓋咽頭弓、
それに挟まれた扁桃、舌根、口蓋垂,軟口蓋
が一望できることになります。

ここで重要なのは
NBI拡大でよくみつかる1〜2mmの
中咽頭の後壁癌は実は頻度がものすごく
少なく

最近でた耳鼻咽喉科の多施設共同研究の結果
523例の中咽頭癌の解析で
後壁は29例(5.5%)にすぎないこと。

もっとも多いのは側壁で305例58.3%
におよび

次いで前壁(舌根〜喉頭蓋谷)で133例
25.4%

次いで上壁(口蓋垂〜軟口蓋)で55例
10.5%

頻度の高い側壁に注意が必要ということである。

経鼻ユーザーもまた,鼻からにとらわれすぎて
口腔内病変は必ず見落としているだろうので
まず口から観察する

扁桃の癌はもともと扁桃がごつごつした
組織で炎症でもよく腫れるため診断が
難しい所にある

左右差があるかどうか

扁桃は扁桃窩というくぼみ空間
に収まっているがそれを超えて
偏側だけ張り出して来ているとき

これはおかしい、とおもえるかどうか

だとおもってんだけど
なかなかみつからないっ


く〜っ

まだまだ診断がむずかしいぜよっ〜



ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-01-13 11:15 | 他臓器重複癌 | Comments(0)
<< SM癌の特徴 頭頸部癌を内視鏡医はどこまで観... >>