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SM癌の特徴

食道癌が何故怖いのか?

というと、胃癌,大腸がんと違って

リンパの流れが上下方向に発達している

ゆえに転移し始めると病気のあった場所よりも
遠くのリンパ節に運ばれて巣を作る

粘膜筋板(mm)に到達しただけで10%
転移がある

粘膜癌で転移があるのは食道だけだ。

そしてその防波堤をこえるや否や、
何にも無い粘膜下層に癌が入ると
あっというまに深く下に潜る

あるいは転移が始まるのが特徴だ

粘膜下層をSM(サブムコーザ、粘膜の下)といい
食道手術標本ではSMを3等分し、上から
SM1、SM2、SM3と分類する。

ESD標本では粘膜下層のとれる量が
一定ではないので、筋板からの深さを計測して
200μmまではSM1
それを超えるとSM2とし、SM3はない。

SM2となると40%
SM3となると60%
転移が生じる。

症状は全くない、見た目元気そのもの

そういう方でもすでに転移が始まってる
ことがある

症状がないのに転移が始まってる
なんて恐ろしい癌なのだ。

「そんな馬鹿な」と思っていても
体中に癌細胞が広がって行く

SM癌はすでに進行がんの顔つきを
している

だから食道癌は怖い

油断はできぬ、

気合いと細心の注意をもって診療しよう


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-01-14 23:22 | ひとり言 | Comments(0)
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