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高齢者食道癌

団塊の世代が高齢者となり
ますます食道癌患者の高齢化が進む

67歳が平均の食道癌患者が
70歳を超える時代がそこに
ある

今のガイドラインは
他に余病が無い元気な人向けの
治療指針を示したもので

これが80を超えた方に同じように
やらなければならないかというと
そうではなく

SM2でもこれからは手術しないで
ESDをして様子を見るという時代が
来る。

普通なら手術を勧めますが
もう80ですし、あまり
大きな事はしないほうが、、、

と患者さんがいうならまだしも

医者がそういっても
「できるだけの治療をしてください」
という人がでてきてもおかしくない

酒もやる、タバコもやる、
肺もボロボロ、肝臓も悪い、
心臓も悪い、血管は硬くて
糖尿も、、

「私は手術したら
悪い結果が待っているだろう」と
陽子線治療を選択、これでうまく
いくならそれにこしたことはない

「先生にお任せします、手術
できるんだったら切ってほしい」

うんと条件悪くて
いろいろ心配事はあるだろうけど

ここで救わなくては
食道外科医になった意味が無い

ひとはなんのために産まれたのか

やなせたかしさんじゃあないけど

みんなの夢を守るため

食道外科医は挑戦しなくては。

そういえば癌研と榊原記念が
タッグを組むってニュースが
ながれた。

喜ばしいニュースではないか


「心臓がわるいからうちじゃ手術は
お断り」って施設が減る方がいいに
決まってる。

がん専門を唄う施設は最後の砦であるべき。


医者があきらめたら患者さんは
途方に暮れる。

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-01-17 00:01 | 高齢者食道癌 | Comments(0)
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