人気ブログランキング |

経鼻内視鏡による胃癌検診マニュアル


「経鼻内視鏡による胃癌検診マニュアル」

このたび,日本消化器がん検診学会の附置研究会である胃細径内視鏡検診研究会の編纂による『経鼻内視鏡による 胃がん検診マニュアル』が発刊される運びとなり,一言ご挨拶を申し上げます.
 本学会では,2010年,内視鏡による胃がん検診の標準化を眼目として『胃内視鏡検診マニュアル』(附置研究会 胃内視鏡検診標準化研究会)を刊行しておりますが,今回発刊されるマニュアルは,安全性や受容度に勝るとされている経鼻内視鏡による検診に焦点を当てたものになっています.内視鏡による検診は,2006年に公表された厚生労働省研究班(研究代表者 祖父江友孝)による『有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン』において,今のところ死亡率減少効果のエビデンスが十分でないという判断から対策型検診には推奨できないとされております.しかし,人間ドックなどの任意型検診としてはもちろん,いくつかの地域ではすでに対策型検診として導入を進めており,本学会の全国集計でも2010年には受診者が40万人を超えていることが示されております.私は,本学会のスタンスとして先のガイドラインで推奨されなかった検診を排除すべきとは毛頭考えておらず,むしろ内視鏡検診のデータを蓄積して疫学的解析により,死亡率減少効果を的確に評価してほしいと考えております.そのためには,検診の手順,精度管理(機器の管理,偽陰性対策,事後管理),研修や教育など一定の基準のもとで検診を行うことが必要となります.今回刊行されたマニュアルでは,その点に十分な配慮がなされ,それらの項目について詳細に記載されております.
 私自身,平成19~21年度の3年間,厚生労働省の第3次対がん総合戦略事業「新たな胃がん検診システムに必要な検診方法の開発とその有効性評価に関する研究」の主任研究者を務め,いくつかの地域で先行的に実施されている内視鏡検診の現況を見る機会を得ましたが,その際,内視鏡検診を実施している地域の医師会の並外れたパワーには驚かされました.内視鏡検診は医師が実施することが必須であり,処理能力や効率性には問題がありますが,その効果が効率性を凌駕するものであれば,実施体制の整った地域では対策型検診に導入していけばよいと考えております.本マニュアルが,その効率性の向上にも役立つのではないかと秘かに期待しているところです.



マニュアルでは咽頭の写真をまず1枚とることが推奨され
十二指腸2nd pは撮影しなくてOK

このマニュアルにもケン三郎の症例が提示されて
おります。

う~ん、、なるほど目から鱗、、と見ていただければ。。。


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-04-05 20:42 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)
<< アルコールパッチテスト ESD後の追加治療 >>