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僕が経鼻を勧める理由

世間一般的には食道といえば経口NBIです

NBIがあれば、白色光ではみえにくい
食道表在癌が、茶色に強調されて
パッと見やすくなる。

欲をいえば拡大機能がついた
画質のいいカメラで

検査中は鎮静剤を使いぐっすり寝て頂き

「ああ、もう終わったの、楽だった」

全例に拡大機能付NBI高性能カメラを
提供する

そういう施設もあるでしょう

「画質がいい、NBIがついてる」

これは検査医にとっては、診断が
楽ですし、学会ではまずこのカメラ
を持ってないと主題セッションの
壇上には上がれません

経鼻内視鏡はこれにたいし、画質が
悪い、水を吸うのに時間がかかる、
汚れがつくと見えにくくなる、
細い分ハンデを背負います

ハンデはどこにふりかかるか、
早期癌を見逃してはいけないわけですから
医師が目を皿のようにして時間をかけじっと
見る、患者さんにも画像を見てもらいな
がら、説明しながら、検査をしますから

医師にとっては忙しい検査になります
7−8人続けてやると

患者に寝てもらって静かに検査して
「はい、終わりました,後は外来で聞いて
くださいね」のほうが楽だよなあ

ってことになります

でもねえ、食道癌の患者さんって
「懲りずに酒を飲み続ける」方が
対象、その患者さんがせっかく内視鏡に
来てるわけです

心通った検査を提供する

寝てるなんてもったいない

のど周りをよくみて
食道に入って、あれほど注意して
も酒を飲んでる人は一目でわかる

「お酒やめてないでしょう、ほら
見て下さい」

「え?わかります?う〜ん
先生にはかないません、、」

「辞められないなら減らしてください!」

もう,その場で教育できるわけです。

見てもらって,これが現状だと。

そして良くなってたら
「だいぶいいですよ」と
褒めまくる

褒められて嫌な人はいません

グッとハートをつかみ

病院で一番美人の
サスリストに
背中をさすってもらい

気持ちいい、かつ、また来たい

多少のハンデは医師が背負いなさい!

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-04-26 06:19 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)
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