器質的疾患による便秘を除く慢性便秘症治療薬ルビプロストン(商品名:アミティーザカプセル24μg)が,昨年(2012年)11月にわが国で発売された。わが国で創成され,クロライド・チャネル・アクチベータという世界初の作用機序を有する同薬は,ピコスルファートから実に32年ぶりの登場となった。同薬が臨床にもたらすインパクトとは? 昨日(3月7日),東京都で開かれたメディアセミナー(主催:アボットジャパン)で,慢性便秘患者で低下するQOLの問題を鳥居内科クリニック院長の鳥居明氏,東北大学名誉教授(公立黒川病院管理者)の本郷道夫氏が指摘。痛みを伴うことなく,自然排便が促進される同薬に期待感を示した。
ラキソベロン以来の新薬、アミティーザ
のランチョンセミナーを聞いて来ました
作用機序は,小腸粘膜上皮細胞にあるCIC-2クロライドチャネルを活性化させることで腸管内のクロルイオン濃度を高めて水分分泌を促進し,便の水分含有量を増加させる。水分を含んで軟らかくなった便が腸の蠕動運動を促進し,自然排便を促すというもの。
既存薬との大きな違いは便の形状である。
刺激性下剤では便が泥状となって排泄されるが
ルビプロストンでは自然排便が見込める。
しかも,小腸で水分の分泌を促進するため,
刺激性下剤のような排便時の痛みがない
同薬初回投与から自然排便までの時間は23.5時間。
プラセボ群(48.0時間)に比べて有意に短い(P<0.05)。
また,投与1週後の自発排便回数は6.8回
(vs. プラセボ群1.5回,P<0.001)であり
ほぼ毎日,自然排便が得られた。
吐き気などの副作用もありますが
便秘でなやむ方に是非、、、
知っておきたい選択肢
ぽちっとな