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第30回食道癌集学的治療法検討会

30回食道癌集学的治療法検討会
のテーマは術前DCF後切除例における再発治療
で。

食道がん、どっちを選ぶ?
手術か化学放射線治療か?

という2者択一という状況から

どの治療を選んだらどうなって
でも問題が起きたときに何を選択するか

というのが今の問題になりつつあり。

「術前DCF」

これは一般的に今行われている
FP2コースよりも強力な抗がん剤治療で

効果もあるけど、副作用も強い治療

ハイリスクハイリターン、
いいこともあるけど悪い事もある
よって治療時にはより慎重に。

ということで。この治療をまず手始めに
開始した3例が集まりました。

症例1)
Mtの進行がんで 104Lに転移陽性。
UICCではステージⅣ
食道癌取り扱い規約ではステージⅢ

まずDCFを3コース。
原発巣縮小、リンパ節はSDで 
切除にいったけども104Lのリンパ節
は病理学的には取り残し疑い

pT3 n3(101L104L106rL 108 109L
110 112 1,3,7 13/38) ly2v2

と3領域転移陽性かつ転移個数13個。

予後悪そう、、、すぐに化学療法開始か、
はては残った所に照射か。

患者さんの本音としては
うーん、、、ここで一休みしたい
というところ。

食道癌の怖いところは
これで済まないという現実。

数ヶ月後に腹部・頚部に再発
確認しましてさあどうするか。

全身病と考えて化学療法
として次のTxはなにか。

5FU+ネダプラチン
放射線を頚部に66Gy
腹部に54Gyやりました。

頚部リンパ節で遺残して
時間をおいて再発して、、
すでに緩和的化学療法のレベルでは、、

放射線腹部に54Gy
頚部に66Gyというのは線量が
多いのでは、、、

腸管に当たると出血や穿孔の問題が
生じる可能性もある。

とはいえ、医者の立場からすると
なんとかこの患者さんを治したい
と思うもの。

その後化学療法を3コース行いました
ところ、near CRとなりましたが、
また増大してきておりまして、、、

さてポイントとして
DCFをつかっちゃったあとの再発時に
何を化学療法でつかいますか?


ここでつかったネダプラチンはもちろん

パクリタキセルはどうか、
DCFでダメだったのに使えるか、という
問題はあるものの

放射線と同期させてweeklyにやるのは
ありかと。

さらにイリノテカン=奏功例もあるので
やってみる価値はある

関西でよくやってるFAPは?
これもありだけど、最近は下火?

VP-16  経験が少ない、ほとんどが
2剤併用で単剤で効くのはあまりない


手術して癌が残った場合に
保検適応のある治療を続けて
治療がよくきいてもまた癌が
再発し、制御不良となるまでは約1年。

この1年をどうサポートしていくか。

アクセルとブレーキ,
安全運転の真骨頂。

1秒、1分、1時間、1日が大事で

あすの1日を大事に笑って過ごせるよう。

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-06-15 09:48 | 集学的治療法検討会 | Comments(0)
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