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全周性病変への分割治療

全周ESDが注目されるなか

狭窄への対応もこうすりゃあいい
ってのが確立されつつあり

しかし、実際表層拡大型食道がんの
患者さんを目の前にすると

うーん、、ところどころ深そうにも
見えるし、

こ〜いうのはESDやっちゃいかんのじゃないか

って、自分のなかで境界線を決め

「あなたは適応外で、手術かケモラジが
いいでしょう」とお話。

しかし、一度は手術を決意するものの

「だめもとでいいので内視鏡で
とって下さい」

という。

どこでどう聞いたのか、
深いとこを内視鏡でとって、その後
放射線を追加して下さい

という。

こないだの学会でも「アンサーパッド」
なる聴衆アンケートで

「この患者あなたはどうする?」
で食道癌に関しては、いろんな治療の組み合わせ
ありだから、人が俺こう思う、
といっても結構自分と違ったりして

自分の経験から、こうやったらうまくいった
という成功体験を元にこうした方針も
なりたつので

「おれならこれをまずやる」は
ばらつきがある。同じ施設でも同じ考え
というわけでもない

さて、全周ESD

基本的にはやらないスタンスで。

まず、病変の中で一番浅そうな縦一列を
選びます。

つまり、「どこ残そうか」
を凹凸や、拡大内視鏡を駆使して
選びます。

縦一列のこすのは粘膜筋版を温存するため。

これが一列のこるのと
まるっきりとっちゃうのではその後の
狭窄の出来具合に大きな違いがあります。

一列のこしたら、あとは全部ESDで
とっちゃいます。

深そうなところは確実に切除し、
病理の審判をあおぎます。

ここでSM2、MM~SM1 , ly+ならば
内視鏡治療での制御はあきらめ、
次のステップの治療を勧めます

もしかりにEP~LPM
あるいはほんのごく一部MMで脈管侵襲なし
なら内視鏡だけで治る可能性大とかんがえ、

約2ヶ月後に残った縦一列を
EMRでポンポンととっちゃいます。

すでに狭窄がだいぶあって、かつ
だれがどうみてもそこは浅い、というときは
APC-SEAで焼いちゃいます。

そうすると、治療は分割になりますが、
とりあえずの大きな狭窄も回避できます。


最近、APCが実は注目されてて
「おまえ,焼き続けてるけど実際どうなんだ」
と聞かれる事が多々あり、

「ああ、こまったときにはAPCがいいですよ」
と答えてます

こまかい治療成績をふりかえる研究だから
いい雑誌に載るだけの根拠にはなりませんが

何百例と治療してきて
「穴があきませんよ」「外来でもできますよ」
だけでも報告する意義あるかも。

あ〜なんとか形にしなきゃ

外人にも伝えられなきゃ意味が無い。
TEDで勉強するんですわ

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-10-31 00:35 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)
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