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術前照射は安全か?

来年の食道学会の演題募集が始まった。
これまでの治療の問題点を克服し、
これからの治療をどうするかの大事な学会だ。

そして今何がトピックか?を知る機会となる



切除可能胸部食道癌に対する我が国の標準治療は5-FU+シスプラチンを用いた術前化学療法とされている。現在JCOG1109において、より強い術前化学療法と術前化学放射線療法が比較検討されている。標準治療にドセタキセルを併用した術前DCF療法ではより高い奏効が得られる一方で、好中球減少や術後肺炎増加などの毒性が懸念されている。一方、CROSS試験および、外科切除単独と術前化学放射線療法を比較した12試験のメタアナリシスにより、術前化学放射線療法では全生存期間が有意に延長することが報告されており、海外では標準治療とされている。我が国でも高い病理組織学的奏効率などが示されているが、急性および晩期の有害事象、縫合不全などの周術期合併症に十分な注意が必要となる。今後、術前治療の変化に伴い、補助療法無効例をどのように選別するのか、周術期対策はどうするのかについて討論をお願いしたい。


照射をあてたあとの手術は、剥離層が分かりにくくなり
外科医の本音としては「できれば新鮮な状態で切除したい」

かつ放射線があたった所で吻合すると縫合不全
がおき易いのではないかとか

普段よく経験する肺炎の他に

原因の分からない発熱や頻脈、胸腹水などなど
免疫力が落ちるのか、術後がとにかく
落ち着かない。朝大丈夫でも夜具合が
悪くなっていたり


胸の中で吻合するときには尚更気を使う
必要があって


縫合不全、膿胸、ARDS、敗血症、、、

うまくいけばいいのだけれども。。


その道の達人曰く、
40Gyなら大丈夫だけど
50〜60Gy当てると縫合不全のリスクが
高くなる

とのこと。

手術VS化学放射線どっちを選ぶ?の時代から

手術と抗がん剤と放射線をどう組み合わせる?

の時代へ。

あ〜勉強せにゃあ

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-12-04 23:27 | 手術前にやっておくべきこと | Comments(0)
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