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検診発見率

ABC検診マニュアルより

「食道癌は胃がんよりも頻度が少ない

検診での発見率は0.01%で胃がんの0.08%
と比べると8分の1である。

しかし、胃がん検診で胃に異常を指摘され
精密検査の内視鏡で食道癌がみつかる、
ということは珍しくない

ABC検診でA群は萎縮も、ピロリもいないから
胃がんができにくいので、検診をうけなくていい、
といっちゃうと、うらに食道癌や咽頭癌が隠れている
可能性もある

つまり、食道癌を発見する機会を失うことを
危惧する声も少なくない

食道癌は酒飲みの男性、フラッシャーでだんだん
酒が飲めるようになった人がなりやすいことが
わかっている

しかし、国民のだれでもが知ってる常識ではない
ので、リスクがありながら、酒を浴びるほどのみ
しらないうちに食道癌が出来上がる、という
ケースがある

そういう人に「危ないですよ」と声をかけ、
ちょっと心配だから検査うけてみたら
と、介入し

結果、進行癌になるまえに癌を拾い上げる
こともできるような、合理的な検診システム
が必要とされている」

なるほど、胃の専門家も食道や咽頭の
ことを一応、気にはしているんだな

「大酒家のための口腔咽喉頭食道トータルケア」

来年も講演で日本中をとびまわるんですわ

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-12-27 00:23 | 間違いだらけのがん検診 | Comments(0)
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