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痛恨

時々、学会とかで「なんでこの症例をESDしたんだろう、
どう見ても内視鏡治療の適応ないじゃない」

と思うほどの粘膜下層癌にぶちあたることがある

しかし、ずーっとその患者さんの担当で
内視鏡を担当していて

SM癌になるまで病変に気がつかず

あれ、癌かもしれないぞ
と思って緊密に見ていて

実際とってみたらSMに深く入っていた、

というのは起こり得る話で。

「諸事情をふまえ、どう見てもSm2で、最初から
手術すべき症例ですけどESDをやりました」

という。

その患者さんをずーっと見ていた医者からみると、
なんでもう少し早く
気がつかなかったか

「痛恨」であり

いくら診断技術が上がっても
素晴らしいESD技術、手術技術をもっていても

「痛恨」は医者をやっている以上、
つきまとう

この痛恨はなぜ起きたのか、、、と回顧して
次はこういうことを無くさなければ、、

というのが臨床医。


うまくいった症例はあまり覚えてないけど

うまくいかなかった症例は特によく覚えている

20年経ってもすこしも変わらない

まだまだ〜っ


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2015-03-06 00:40 | がん患者学 | Comments(0)
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