最初に見つかった時に進行がん
うん、これは簡単な敵ではないな、手術だけでは
とうてい癌は治らないだろう
と予測
一番効く、と思われる抗がん剤で
なるべく小さくしておき
一番小さくなったところで一気に手術で
癌を取り除く
それでも3ヶ月後のCTでは転移が
当然のようにみつかり
うん、これも想定範囲、と
見つかったところに放射線をあて
2番目に効くと思われる抗がん剤
をためす
なんどもなんども試すけど
また癌は再発し
まだ残っている効くと思われる抗がん剤を
試していく
一度も癌が0になった時はないけれども
患者さんは、「なんとかせい」
と希望し
医者はまあ、うまくつきあっていくしかねえな
とあれこれやりくりをする。
食道外科医は決して派手ではないけれども
抗がん剤、放射線、手術をうまく
やりくりする
「治らないだろうな」と思っていても
「う〜ん、困ったねえ、、なにかいい手がないかねえ」
と思案する
進行癌の表面だけをESDしたら少しは
食事の通りがよくならないかなあ、、
うん、昔やったけど全然歯が立たなかった、、
難問をうまく切り抜けてこその
プロフェッショナル
若い医者が食道に興味を持ってもらえるよう
がんばっぺ。
ぽちっとな