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講演記録

徳島で講演してきたんですわ

お酒のみの男性は食道からではなく

重複リスクの高い口腔咽喉頭から

経鼻内視鏡をつかって観察しましょう

って話だったけども

徳島は経鼻内視鏡文化がすでに広まっていて
会場にも結構たくさん経鼻を使う方がいらっしゃる。

熊本では「全例鎮静で、経口通常径が当たり前です」
札幌は「細径を口から挿入します」
だったけども

徳島の先生は
「鎮静剤は経口からでも使いません、鎮静なしに
いかにおえっとさせないかを心がけてきました」

たしかにそのとおりだなあ、、、と

「Valsalvaも先生のやり方に習って、うちもやってますよ」

お〜っ、、、全国行脚を始めて
約3年、こうした声を聞くと
うれしいじゃないですかあ

しかし普及してくれば
「ああそれ知ってますよなにをいまさら?
俺最初からその方法で内視鏡挿入してますよ。
あ、先生が始めたの、へえ。」
なんていう若者もでてくる可能性があり

この先ケン三郎の講演の価値
はそのうち無くなってくる可能性が非常に高く

ま、まずい、、、このままでは

そろそろ新ネタで勝負していくべきで

ハイリスク患者さんには進行食道癌の手術を
一度に治療せずに

切除と再建の2回にわけて手術をする施設もあるので

「全周性食道表在癌への2期分割切除」

全周一度に切除せずに
もっとも深達度の深いとおもわれる部分を
含む大部分を切除し

縦に一本「ラピュタの道、ならぬEPの道」
を残し

病理結果がでてからEPの道を再度内視鏡切除
もしくは焼灼する

そうすれば全周切除による高度狭窄は
まず心配しなくていいし。

その他の狭窄に対する
あれやこれやの
濃厚な治療は不要

そろそろこの治療成績をまとめて
発表しますか

徳島の皆様、有難うございました〜
食道仲間とこうして地方で話ができる
のは幸せです

またパワーアップして「食道学」を
極めたいと思います

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2015-09-17 05:47 | 講演録 | Comments(1)
Commented by ひまわり at 2015-09-18 13:53 x
始めまして。
医療関係の仕事をしてます。
父、食道癌です。
ESDしました。
ぜひ、愛媛や香川にも、高知にも来てください。私も先生の公演聞きたいです。
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