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後方支援

昔はケモラジと手術どっちを選ぶ?

で成績が同等です
ってことで手術が敬遠され

いざケモラジを選んで一時的には効いたように
見えて、急速に再燃し

「治ったとおもったら、もう手術もできない状態で
手遅れです」

さらには

「もううちでは面倒見切れないので
他の病院を探してください」

と患者さんが放り出された時代がありまして

あれから10年も経つとだいぶその環境は
整備され

とくに癌の専門病院=手術やケモラジ

その後方病院=具合が悪くなった時に
緊急入院できる場や再発した場合の抗がん剤治療をする病院

さらには家で病院と同じような手厚いケアができる=在宅緩和ケア

この3つのトライアングルでうまく癌患者さんを
その時々の病状にあわせた場所と治療を
ある程度自分やご家族の意向に沿って
できるようになっているところもある。

癌になった人は、「治るんだ、克服するんだ」はもちろんですが
癌を克服できなかった場合の
結末をどう過ごすかを

その節目ごとに決めていかねばならないので

「俺やっぱり家で過ごしたいわ」
「好きな酒を飲んで最後を穏やかに過ごしたい」

という希望が圧倒的に多い時代に

緩和ケアの充実が重要ですわ

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2015-09-21 22:40 | 緩和ケア | Comments(0)
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