先生、もう78ですよ、酒のんで
いつ死んでもおかしくないとしですよ
いまさら酒やめろっていわれてもね、
止めるくらいなら死んだ方がマシですよ
という患者さん、毎年のように食道がん
咽頭がん、口腔底がんができてそのつど
内視鏡で削って、危険を回避できてるんです
まあ、それもそうかな
という気もしますし
かといって
ええ、どんどん飲んでください
がんと診断されたら
また内視鏡治療しますから
とも言えません
止めらんねえ
という患者さんにどう医者は向き合うべきか
多分、「止めないならもう診察しませんよ」
という堅物の医者はダメで
「う〜〜〜んおっしゃることはよっ〜くわかりますけども」
と相手を尊重しつつ、やんわりと
またできちゃうかもしれませんよ
と念をおすのがいいのかも。
自分が酒をのむだけに
患者さんにどう説得力のある
意見を言えるかが悩ましい
人生を楽しむのに
酒をのまずにやってられるか
ぽちっとな