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舌根部表在癌の経鼻内視鏡治療

食道癌と重複しやすい癌の1つ、
中咽頭癌。

このうち経口内視鏡でもっとも
観察がしにくいといわれるのが舌根。

経鼻内視鏡ではここを正面視できる
のはもはや、食道の専門家では常識と
なりつつあり

「口からじゃ中咽頭癌の好発部位である
舌根みえてないですよね」
と経鼻否定派の先生に物申せば
ぐうのねも出ない。

しかし、診断だけではないのだ

経鼻内視鏡でのELPS(内視鏡治療)でも
絶大なる優位性をもってこの舌根の表在癌の
治療は簡単にできまして。

この部位の内視鏡治療のコツ。

1)彎曲型喉頭鏡を病変のすぐ手前の舌根におく

2)経鼻内視鏡でアップをかけて病変を正面視

3)口から電気メスでマーキング

4)口から局注めいっぱい

5)口からの電気メスで全周切開

6)直の把持鉗子をもって上皮下層をはじしながら
剥離をすすめる

7)上皮が剥がれやすいので注意しながら
剥離、黄色い脂肪の層を残すようにする

8)局注の針で深く刺して出血させないように
注意

耳鼻科医と協力して
この原則をまもればあっという間に切除可能

ダビンチ不要ですわ。

診断ばかりか、いまや治療においても
経鼻内視鏡は大きく咽頭癌の治療戦略に貢献。

食道の専門家こそ、経鼻内視鏡を握るべし


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2016-01-17 23:16 | 新しい治療法 | Comments(0)
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