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JCOG0508

わかりにくいというコメントを
頂いたので一晩考えて撤回ですわ

もともとsm(粘膜下層に浸潤)がんは転移がある可能性がたかく

その標準治療は手術がベストといわれていて

とくにsm2は4割転移があるから進行癌と同じ
ふるまいをする、よってやっぱり昔から言うように
手術がいいんじゃないか

と思われている。

でも手術以外の方法で抗がん剤と放射線治療が
代用治療としていいんじゃないか、という意見も
あって最初から抗がん剤と放射線を選択する
治療法も一つの治療法として広まっている。

さらに内視鏡治療と絡めればさらに手術と
同じくらいいい成績がでるんじゃないか

と考えて

smの浅いもの、smのやや深いもの、smのすげえ深いもの
のみっつのカテゴリー
の中からsmの浅いもの+やや深いもの
を抽出してその病理結果によっては放射線と抗がん剤
を加えてみたら成績いいんじゃね?

という全国の多施設の共同試験があったわけで。

でもsm1ってすごい少ないので
その中には9割くらい粘膜がんだろうけど
もしかすると1割くらいの確率ですこしsm
に入っている

でも臨床的にはm3とsm1を区別するのは難しく
ひとくくりで「m3sm1」と診断する先生もいる。

でも試験のタイトルは

「臨床的にsm食道がんと診断したESD+CRT」だから

sm1かsm2を迷う病気を登録
することをうたった試験じゃないの?

とおもうけど

実際はその半分に粘膜がんが含まれていた

という驚愕の事実がでたので。

この試験結果を公表するのにかなり不利な
結果になってしまった、、という事実。

つまり試験に参加した施設の診断能力が
低いからあてにならないんじゃない?

という印象がでてしまって

それに先行したステージ1食道がんへの
手術VSケモラジ JCOG0502
の試験でも

たとえすごくいいステージ1へのケモラジの
成績がでて、手術とケモラジは同等だったよ
全国の有名多施設共同研究で証明されたよ

と言っても

ケモラジ群の半分はステージ0だったんじゃない?

その診断能大丈夫だったの???

と思われてしまうというもの。

とはいっても、多分そこまで厳密に対象をしぼり
こんではいないだろうし、内視鏡治療だけで
すみそうだ、と思っている病気もこの研究に
参加してもらったんだろうな、、と裏事情を考える

なので

ESD+CRT治療、というのは手術が選択できない
患者さんへの有望な治療法なのは間違いなく

おそらく3年やそこらでは治療成績はうんと
いい、9割の方が生存している、そうだよね
そうじゃないと困るよね

さて5年、10年とたっても大丈夫か
は手探りなところで。

手術で治る患者さんを
治らない方向に導いてる可能性

内視鏡だけで治る可能性のある
患者さんに大きな侵襲を与えている
可能性

それぞれよ〜っく考えて
よく診断してミスリードしないよう
心がけねば

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2016-07-08 06:08 | 内視鏡治療 | Comments(1)
Commented at 2016-07-08 18:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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