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電話をかける

昨日は緩和ケア、のお勉強

患者さんによって、いちばん辛い言葉は
「もう治療法がありません、使える抗がん剤がありません」

だといいます。

さらに昔はそれに追い打ちをかけるように
「この病院は治療する患者さんがやってきますので
ベッドが埋まってしまいます、よそを探してください」

完全に見捨てられた、、と身も心も辛くなり

しかしながら今やこの緩和ケアは
大きながん治療の柱となり

ケアしたほうがしないのに比べて生命予後が延びた

あるいは週に1回患者さんに電話をいれるだけで
生命予後が延びた

という報告もあるとか。

結局、気にされるかどうか

というところに人は落ち着くわけでありまして

私も「もう治療はありません」ではなく
「戦うクスリは身を削るクスリでもあります、
身を守るクスリを使っていきましょう」

と変化させてきました。

「抗がん剤の辞めどき」

ここまで頑張ったのだから、、という方と

何が何でも死にきれない、自分のためにというより
小さな子供のために

一人一人状況が違います

一人一人にあったかいケアを心がけるんですわ




by kenzaburou41 | 2017-01-16 22:34 | 緩和ケア | Comments(0)
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