手術をしようというときに
どれだけ手術に耐えうるか?
年齢、心機能、肺機能、腎機能、糖尿病の有無、認知症の有無
いろいろあって
80歳で手術をするかどうかを迷うこともある。
じゃあケモラジかというとケモラジも
一時的には効果があっても急速にぶり返し
気がついたら切除不能、あるいは遠隔転移がでたなど
手術を回避してかえって条件が悪くなってから結局手術をうけることに、、、
だったら最初から手術していればよかった
たら、れば
である。
低肺機能、どこまで手術できる?
一秒量1.5L未満
一秒率50%以下
%VC40%以下
動脈血酸素分圧60Torr以下
の場合は開胸術の適応を慎重にとガイドラインにはかいてある
ではどこまで大丈夫か?
少なくとも1ヶ月以上は禁煙
そんなにあけて癌が進行するのでは?
でも手術で命を落とさないためには禁煙を守ってもらうほかない
できない人は手術は受けられません、他に行ってください
というくらい徹底している施設もある。
一秒量が1.18L、一秒率35%のCOPDの患者さん
を手術
人工呼吸器から離脱できないかも、、、
では最初から手術中に気管切開して、いつでも補助ができるように
して手術するという作戦もある。
高齢だからケモラジ、ではなく、高齢だから慎重に慎重をかさねて手術。
寿命を超えている患者さんの食道手術
やると決めたら、その勇気に最大源の敬意を払って