外科医をやってると食道がんを手術して、再発し
放射線を1回、抗がん剤を数回やる
それでコントロールできるといいけど
できないという場合に
何度も入退院を繰り返すということとなる
あれもこれも効くと言われる抗がん剤はやりつくした
「なんでもいいのでやってください」
と言われてもオススメのメニューがうかばない
こうして、医療の限界を知り
やるせない気持ちになる
外科医をやめて緩和ケアにすすんだ後輩や先輩がいて
その先生はまたそこで患者さんに向き合う
死を前にした患者さんだったらタバコはいいことにしません?
手術前に吸うのはひどく怒られて
死ぬ前だったら許容される
緩和ケアというのは、奥深い。。。
「医療に限界はあっても心に限界はありません」
この業界の先生は
いいこといいます。
家にいても患者さんのことが気になる医療者