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吻合部狭窄の治療

食道癌術後の狭窄
ときどきございますが

その吻合部狭窄をへらすというより

吻合部狭窄になった人の拡張回数を減らす試みとして
ランダム化比較試験が行われ

15mmのバルン拡張+プラセボ

15mmのバルン拡張+ステロイド局注

の2群での前向きランダム化試験

結果 プラセボ群の拡張回数4回、ステロイド群2回で
有意に回数を減らせたとのこと。

ステロイドを深くうつと穿孔する可能性があるので拡張し、
裂けた裂傷部分の近傍に打っています、胸壁前再建例は注意してます、とのこと。

とは言ってもステロイドを打たなくても、
拡張回数4回ですんでるならば概ね許容範囲かも。

こつは初回狭窄の時からステロイドを打つ

何十回と狭窄、拡張を繰り返す
難知性狭窄になるまえに手を打つということか


覚えて置かねば〜

ステロイドが効果があるということは明白

狭窄の予防という点では
術後1ヶ月目くらいにステロイド打っておけば
狭窄しないのだろうか。









by kenzaburou41 | 2017-05-14 06:23 | 手術後のアフターケア | Comments(0)
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