食道癌術後の狭窄
ときどきございますが
その吻合部狭窄をへらすというより
吻合部狭窄になった人の拡張回数を減らす試みとして
ランダム化比較試験が行われ
15mmのバルン拡張+プラセボ
15mmのバルン拡張+ステロイド局注
の2群での前向きランダム化試験
結果 プラセボ群の拡張回数4回、ステロイド群2回で
有意に回数を減らせたとのこと。
ステロイドを深くうつと穿孔する可能性があるので拡張し、
裂けた裂傷部分の近傍に打っています、胸壁前再建例は注意してます、とのこと。
とは言ってもステロイドを打たなくても、
拡張回数4回ですんでるならば概ね許容範囲かも。
こつは初回狭窄の時からステロイドを打つ
何十回と狭窄、拡張を繰り返す
難知性狭窄になるまえに手を打つということか
覚えて置かねば〜
ステロイドが効果があるということは明白
狭窄の予防という点では
術後1ヶ月目くらいにステロイド打っておけば
狭窄しないのだろうか。