こないだの早期食道癌診断勉強会では
ほぼMMの内分泌細胞癌(大細胞型)がでて。
めっずらし〜
これまで胃と腸での報告例では、TYPE Rを示し、乳頭血管が破壊されもやもやだったけど
今回の症例は基底層のしたに腫瘍包巣をつくって、上皮下血管網がしたからおしあげられ
一見B3,B2みたいな像に。
これは腫瘍血管なのか、そうでないのか、なる議論。
腫瘍を栄養してるから腫瘍血管、だけど
もともとあった血管が押し上げられてるから腫瘍血管じゃない?
ん?
わ、、っかりにくい。
細分化しようとすると、ついていけなくなる
玄人にもわからん、ではまずい。
食道の内分泌癌のほとんどは小細胞癌で
進行して見つかると、手術してもあっという間に亡くなるとされ
1年生存50%
2年生存15%
と極めて予後不良。
長期生存が得られているのは粘膜下層癌でリンパ節転移のない
という比較的早期にみつかったもの
抗がん剤や放射線に緩和ケア、予後が悪いという
現実を目の前にした精神的なケアを早めから
組み立てる必要
幸いながら化学療法で小さくなってESDした方。
目に見える癌はないけど、そう簡単には治らないので
追加の抗がん剤を加えてまずは1年生存を目指す。
それができたら次の1年を目指す。
そして5年が過ぎていれば。。