頸部食道癌は食道がんの中で頻度は低く
全食道癌の5%程度と言われる
転移先は頸部なので
進行癌でも縦隔リンパ節郭清は不要で
両側の頸部郭清、頸部食道切除、遊離空腸再建が基本術式
気管に浸潤しているとこは咽喉頭食摘が一般的で、
それが嫌な人はケモラジを選ぶ
ケモラジが聞かない場合は、ESDで削ったり
今ならPDTを使う施設もごく限られてるけどある。
さて、下咽頭がんがあれだけ局所を削ってなお
局所制御がいいってことを踏まえると
そのすぐ下の頸部食道も似たような考えが成り立つのでは
ないか、
局所はESDで削る、リンパ節は別どり、あるいは出てきてから取る
ってのもあるんじゃないか
なんてことをちょっと考えてみて。
プライマリーの頸部食道癌と
食道癌術後の頸部食道癌では、どう違うのか。
食道癌術後の場合は頸部リンパ節はすでに郭清すみだから、
たとえ深くても、放射線追加しなくてもいいのだろうか。
色々と疑問が生じます。
ちょっと調べてみますかね。