今日は東京医科歯科大学で307回早期食道癌診断勉強会がございまして。
1例目 0-Ⅱc+0-Ⅱa 大きさ1cm程度
見た目はsm癌
だけど中心B1辺縁B2で
B2にも腫瘍が上皮の近くまできて腫瘍血管に大きな変化があるものと
わりと粘膜上皮がのこってて押し上げられて上皮下血管の形態を維持しながら
変化したものと
そんなバリエーションがあって。
でEUSではどうも浅そう
ってことでESDやってみたら 陥凹の大部分はMMで
導管内伸展か、浸潤かで迷う部分がsmに入ってる
そのほか筋板ががんばってて一部sm1に入った部分あり
ただし脈管侵襲ばりばり、、これ悪そう、、、な結果。
2例目は 0-Ⅱc+0-Ⅰpで
裾野はドット状の血管から扁平上皮癌が推測される。
でⅠpのところは光沢があってちょっといびつだけど非上皮性の
表層、でも立ち上がりは急峻で、、カルチノザルコーマのように厚い白苔もついてない。
アメラノーティックメラノーマ?にしても黒い色素沈着ないし
ん?
特殊型だろうけどなんだこれ?隆起部分はだらんと内腔に
垂れ下がり、
まるでマッターホルンのような変な形。
治療どうするべ、smⅠ程度。
とおもったら1ヶ月でもりもりもりあがり
ごつごつと隆起部が増大。
こんなに早い進行を示すと言えば
内分泌細胞癌??
ってことで、こたえは特殊型、内分泌細胞癌、おそらくスモールタイプ
げげっ
こんなのあるんだなあ~
目に焼き付けとかないとなあ~
しかしこんなに勉強になる会なのに東京の若い医者が
参加しないっつ~のは残念っ
指導力不足っ
反省。
ぽちっとな