十二指腸腫瘍

食道がん専門にやっていると口腔咽頭がんに注目がいき

食道癌に十二指腸がんの重複なんてごくまれ(1000例中2例)だから

あんまり頑張って治療しなくても・・・

と思ってて

こないだセミナーで「十二指腸腫瘍の診断」つう講演を聴きまして。

十二指腸腫瘍

7割が隆起型で下行脚に多く。

絨毛の白色化、ホワイトミルクサインで診断する

生検しても6割しかあたらないので、バシバシ生検して瘢痕化すると
ESDもしにくくなるのでなるべく生検をしないで癌と思ったら
専門医に送るよう。


白くて均一な粘膜模様 10mm未満、十二指腸の球部、口側にある==低異型がおおい

白いのに赤いのがまじる>>高異型度腺腫が多い

2cm以上の陥凹型は注意。

辺縁がしろく、真ん中が真っ赤==腺癌、

ひだにのったもの、形が不整、陥凹のあるもの==危ない。

十二指腸の深い所へいくと癌化率がたかくなる


精密診断にはNBI拡大。
大小不同、周囲より小型、模様の消失で癌の診断。

EMRの穿孔率1.6%  ESD 12%  壁がうすく、十二指腸液の刺激で
大穴があく。 EMRは簡便で穿孔率も低いが、局所に遺残する可能性もある。

腹腔鏡手術とESDを組み合わせる治療を進めている施設もある

危険を伴うのでがん専門施設に送った方がいいこともある


なるほど~


食道のESDはたとえ穿孔しても2週間以上の絶飲食でおおむね対応できるけど

十二指腸の穿孔は、腹膜炎に直結するので安全性に相当気を付けて治療
しなくてはならぬ。


生検ばしばし取ると、治療の時に困るから「これは」とおもう
病変は触らずに専門医へ。

とのこと。



他流試合は勉強になります。


ぽちっとな



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by kenzaburou41 | 2017-10-25 16:07 | 学会奮闘記 | Comments(0)
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