今日は内視鏡学会の関東支部会で
上部消化管、画像強調内視鏡、拡大内視鏡の役割と将来展望
ってことでお話して参りました。
いつもの経鼻でよく咽頭が見えるって話と
経鼻と拡大、深達度診断能はそんなにかわんない
拡大やってよかった、という症例と
拡大やったらあれ、迷うぞという症例があり
その意味を考えるのが臨床医としてはあるべき姿だけども
患者にそれが恩恵があるかどうか
「拡大内視鏡で診ていると、
もしかしたら転移が心配かもしれません」
「後日手術や放射線を勧めるかも知れません」
といって内視鏡治療するのと
「いやいやこれなら早期で充分治りますよ」といって
内視鏡治療するのでは若干患者さんの受け取り方が異なります。
ちょっとあぶない印象です、やっぱり危なかった、内視鏡だけでは
治らない可能性がたかいでしょう
とその後の方針にも関わるので
やっぱり拡大内視鏡はあったほうがいい
でもあくまで参考所見で、どうそれを使うかは
臨床医の腕にかかっています。
ぽちっとな