昔は食道癌で手術をすると半分くらいの方が手術で命をおとす時代があり。
「まずは安全に生きて退院する事」が目標だったわけで
手術が安定してくると、
あんまり大きな傷でなくても手術できるんじゃね?
とカメラを使った手術が普及し
そのうちロボットをつかった手術へと
時代はどんどん進化いていき。
そのうちボタン一つおせば、手術から術後管理から退院まですべてロボットがやってくれて
医者は家でTVみながら、カルテを閲覧、触診まで遠隔でできる時代が、、、
遠い先にはそうなってるかも
しかしながら、そんな予算どっからでる、でるわけないだろ
目で見て触って確認し元気に帰っていく様をほほえましくおもいつつ
次の患者にまたいい治療を提供する
このトライ&エラーの繰り返し。
「手術で合併症は稀で、ほとんど死なない」が実現できたら
次は生活の質をあげるには?
で。いろいろな術式を提案施設がちらほら。
胃を温存して回結腸で再建という術式、、、(吻合3か所)
手術は時間がかかって大変そうだけど、胃がのこるんで
結構食える、かつ消化液の逆流が抑えられてのどのイガイガ感が抑えられる
胃管を作るが、十二指腸は閉鎖して、食道ー胃管ー空腸ーと空腸を胃管の下部につないで
ルート変更を行うという術式(吻合3か所))
これも残食道のいや~な酸っぱいのを上がってくる不快感
を解消できるってことでトライしている施設もあります。
いやあ、、まずは安全に手術を、、生活の質向上はまたその先でしょ、
と思いますけども、
患者さんの訴えに寄り添って、面倒だけどやってみよう
という挑戦、すばらしいっ。