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気管支鏡

オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌治人)は、気管支の中心型早期肺がんや前がん病変の早期発見を目的に、特殊光観察の一つである蛍光観察(AFI※1)により、通常光観察ではわかりにくい粘膜の微妙な違いを色調として強調表示する「EVIS LUCERA 気管支ビデオスコープ OLYMPUS BF TYPE F260」※2(以下、「BF TYPE F260」)を発売します。6月22日から国内で販売を開始し、順次、海外地域(欧州、中国、韓国、台湾、シンガポール等)への販売を予定しています。また、「BF TYPE F260」は、2006年6月10日に国内で発売予定の内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS LUCERA SPECTRUM」※3との組み合わせにより使用が可能です。

市場導入の背景

日本人の死因の第1位は、がんです。そのなかでも、肺がんは1998年に胃がんを抜いて死因第1位となり、近年ますます増加傾向にあります。肺がんの診断に使用される気管支内視鏡は、主にX線検査や喀痰検査など1次検査で陽性が疑われる患者さんに対して実施され、画像診断のみならず、病変と疑われる部位の組織を採取し、病理検査による確定診断が行われています。近年は、より早期の治療に結びつけるために、病変部拾い上げの精度を向上させて、扁平上皮がん※4などの中心型早期肺がんやその前がん病変を早期発見する声が医療現場から求められてきました。弊社は、このようなニーズにお応えするために、蛍光観察を可能にする超高感度CCDを搭載した「BF TYPE F260」の開発に成功しました。

※4男性の肺がんの40%、女性の肺がんの15%を占めています。

「BF TYPE F260」の主な特長

  1. 新開発の高感度CCD搭載により、蛍光観察が可能な気管支ビデオスコープを実現
    コラーゲンなど蛍光物質からの微弱な自家蛍光を検出するための高感度CCDの開発に成功し、内視鏡先端に搭載することで蛍光観察が可能な気管支ビデオスコープを実現しました。これにより、粘膜の血管構造などを観察する際に求められる通常光の高画質画像のみならず、通常光では分かりにくい正常組織と腫瘍組織の微妙な違いを観察する蛍光画像の両立を実現しました。
  2. ヘモグロビンに吸収される緑色の波長の光を採用
    従来の蛍光観察装置では、炎症性病変でも自家蛍光が減弱するため、腫瘍と判別されるという課題がありました。そこで、病変部と炎症部位を容易に識別することを目的に、深部血管のヘモグロビンに吸収されやすい緑色の波長の光を採用しました。
    ※詳細は、次頁「蛍光減弱の仕組み」を参照。
  3. 容易に観察画像の切り替えが可能
    通常光画像と蛍光画像の切り替えは、光源装置のフロントパネル、またはスコープ操作部のスイッチを押すだけで容易に行えます。

※1 蛍光観察(AFI:Auto Fluorescence Imaging)技術について
通常の内視鏡観察では、白色光を生体に照射することで、自然な色をモニタ上に再現しています。AFIでは、腫瘍組織が正常組織に比べ、青色励起光(390~440nm)を照射すると自家蛍光が減弱するという特性を利用しており、その差を色調として強調表示します。この自家蛍光の減弱は、腫瘍組織の(1)粘膜の肥厚によって光が吸収・散乱される、(2)血液中のヘモグロビンによって光が吸収される、ことによるものです。一方、従来の蛍光観察装置では炎症性病変でも自家蛍光が減弱するために、腫瘍と判別されるという課題がありました。これに対して、AFIでは、ヘモグロビンに吸収されやすい緑色の光(540~560nm)を組み合わせることで、正常組織と腫瘍組織の識別能の向上が期待できます。





食道がんの世界でもNBIやAFI(オリンパス)、BLI,LCI(富士)、iscan(ペンタックス)と色々な工夫で
早期癌を発見するシステムがあり

さらに流れとしてはAIによる自動診断システム

「誰が検査しても、一定基準の早期癌拾い上げが出来る」

と、この世界の進歩は驚異的でございます。


気管支鏡、外径5、5mmだから鼻通るけど
呼吸器の先生、一般的には 口から入れてますよね

↓動画


あれって鼻からの方が楽なんじゃないだろうかと

素朴な疑問。








by kenzaburou41 | 2017-12-23 08:15 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)
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