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72回食道学会 主題2

cStageⅣ食道癌に対しては、化学療法や化学放射線療法が施行されるが、根治に至らない症例が多数を占める。しかしながら、治療の奏効により非治癒因子が消失すれば、いわゆるコンバージョン手術が可能となることもある。DCFなどの奏効率の高い化学療法により、手術可能な症例もある一方、毒性に苦慮するケースもある。また、早期に再発する症例も多く、予後改善効果は不明である。そこで今後の治療戦略を検討するために、(1)どのような症例がコンバージョン手術の適応となるのか?(2)コンバージョン手術を念頭に入れた化学療法や化学放射線療法の治療コース、方法は?(3)手術を行うタイミングと、その診断方法は?(4)術後の治療あるいは経過観察はどうすべきか?(5)そもそも食道癌にコンバージョン手術が成り立つのか?などの観点からコンバージョン手術の可能性を議論して頂きたい。

1)はうんと効いた症例ですな

2)やっぱりDCF2コースか3コースか。。。4コース以上は??

3)ぶり返す前の、もっとも治療効果が得られている時期。 PETですかね

4)術後にケモできればいいけど、結構へろへろになってるでしょう。しばらく体を休めねば、、、

5)そもそもコンバージョン手術が成り立つか。 もともと全身病と思ってて、それがケモ、ケモラジで局所に限局しているかつ
切除可能になったように見える=ここは切除に行っても良さそう

しかしケモ、ケモラジでビクともしない、ほとんど効果がないのは手術しても思ったほどの効果はないでしょう

と言うことで、成り立つものもあるけど、その比率はそれほど多くはない、「治る」のを目指すのか「現状維持」を目指すのか

その辺の目標設定が大事ではなかろうか。




by kenzaburou41 | 2018-01-13 23:06 | 日本食道学会 | Comments(0)
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