先日の食道色素研究会で
[食道導管内伸展」もしくは導管をつたって癌が深部に浸潤する
が問題提起され
それをどう読み解くか
内視鏡でわかるのか
結論としては見た目で判断は難しい
ってことになって
見た目で分かるようなのは,導管内進展っつーか浸潤でしょ
ESDすると粘膜下層に食道腺が黄色い米粒のように見える
病理の先生は「食道腺見えるんですね、我々見たことないんでよく見せて下さい」
そうです、ESDするときにこの米粒を一緒に取らないと癌がこの
米粒のなかに残ってるかもしれなくて
浅くて早期発見できて、よかったよかったと胸をなで下ろしていたら
その深部に導管を伝って癌が残ってしまう可能性。
APCで表面だけ焼いても深部まで十分焼いてないとこの
導管内進展での癌を残してしまう可能性。
ESD、一括切除できました、水平断端も垂直断端も陰性でした
という結果も
食道癌には導管内進展があるので、食道腺もしっかりとれているかを
みなきゃなんない。
てことはESD終わった後の潰瘍面をみて
黄色いつぶつぶ残っていないかどうかを診る。
つぶつぶあり
つぶつぶなし
ありとなしで経過は違うかどうか?
う~ん、臨床研究のヒントやねえ