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312回早期食道癌診断勉強会

札幌の講演から一夜あけて
朝札幌を発ち、午後から日本橋の早期食道癌診断勉強会へ。

一例目は下部食道後壁

大きさ10mmくらいの発赤陥凹

口側は幅の狭い辺縁隆起あって陥凹内の手前が
赤みの目立つ病変。

遠景から見ると、まあsmはねえな

あってMMでしょう

NBI拡大では
病変の中央はAVA-SとB2血管、あとは上皮下のネットワーク血管、のような
血管。

これ、どう読むか。

う〜ん、、いわゆるドット状のB1血管はすでに広い範囲で見えないから
MMに入ってるのだろうけど、でもそんなに深くなさそうだし
B2と言ってもAVA-sとも読めなくない。

しかしこの木の枝というか、なんていいますか

炎って漢字みたいな血管

病気の辺縁の癌と非腫瘍の境界あたりで辺縁が下から押し上げられて元々の
ネットワーク血管が下からおされてて見えるものもある

しかしがんが浸潤した場合はこのネットワーク血管も破壊されるか
押し出されるので、癌の上にはネットワーク血管は見えないのではないか

なる意見もあり

どういう理由でこういうふうに見えるのかなあ、、、

癌を栄養してるのは間違いないし
浸潤して下から押されてるっって言ったら
腫瘍血管でいいんじゃね?

昔はそんなこと一つも考えなくてよかったけども
今は、なんでこんな血管が見えちゃうのか、が話題になる。

オタクすぎる文化

であるけど、なんでやろね、、深逹度なのか浸潤様式なのかあるいは
特殊型の組織型か、

それからこの深いと読んだ手前の赤いとこ
ツブツブが太〜い血管が並んでる。

太さから言ったらB3
だけどループ行って帰ってがあるからB1じゃないか

なる意見。

「行って帰ってくる構造が読めれば
太さに寄らずB1である」

そんな定義だったっけ。

拡大分類ができてしばらく経過して、
「欧米の人にもわかる簡単な分類」
でも対応できない病変があることがわかり

次の食道学会あたりでまた細かい分類を
作るか協議されそうな、、、


果たして病理結果は?

MMに浸潤、かつ脈管侵襲陽性

え〜あんな小さいのにっ。。 やっぱり「赤い」は要注意でしょうか

結局血管と病理の一対一対応は難しくて

これだけ技術が進歩してるんだから血管と病理の3D対応
できてもよかね?












by kenzaburou41 | 2018-04-14 21:47 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)
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