今日は内視鏡学会、サテライトで師匠の講演
いつもながらの綺麗な写真と淀みない語りで
「食道を愛してください」のお言葉にありがたや〜
それに続いて
胃のESDの重鎮、後藤田先生のご講演。
胃がんESD前の心得
まず、「準備を大切に」
高周波装置の設定、術前の病変の範囲、深逹度予測、
ESDしていい病変か、患者さんの背景、家族はどういう家族か
どういう思いで内視鏡治療を受けるか
を入念に
そしていよいよ治療
「マーキングは適切か」癌の範囲、怪しいところ、ここはセーフなところ
その見極めを
実際のESDもどこが問題かを常に念頭に置き、苦労したところは
どうしたらうまくいくのか、問題意識を持つ。
「誰も助けに来ない」環境でナイフを持てるか。
そして反省会、自分の問題点がどこだったかを見極め
次に生かす、フィードバックなくして進化なし
内視鏡診断と病理の対比、常にどこが診断の問題だったかを
一例一例積み上げて自分なりの診断学を構築していく
逆風こそ進歩する
みやぞんの名言「自分の機嫌は自分でとる」
数々の弟子を見てきた匠の先生が言うので
わずか20分の講演ながらも
ひじょ〜に重みがありました。
AIが進化すると言っても最後は人間。
我もかくありたい