人気ブログランキング | 話題のタグを見る

後藤田先生の講演

今日は内視鏡学会、サテライトで師匠の講演

いつもながらの綺麗な写真と淀みない語りで
「食道を愛してください」のお言葉にありがたや〜

それに続いて
胃のESDの重鎮、後藤田先生のご講演。

胃がんESD前の心得

まず、「準備を大切に」

高周波装置の設定、術前の病変の範囲、深逹度予測、
ESDしていい病変か、患者さんの背景、家族はどういう家族か
どういう思いで内視鏡治療を受けるか

を入念に

そしていよいよ治療
「マーキングは適切か」癌の範囲、怪しいところ、ここはセーフなところ
その見極めを
実際のESDもどこが問題かを常に念頭に置き、苦労したところは
どうしたらうまくいくのか、問題意識を持つ。
「誰も助けに来ない」環境でナイフを持てるか。

そして反省会、自分の問題点がどこだったかを見極め
次に生かす、フィードバックなくして進化なし

内視鏡診断と病理の対比、常にどこが診断の問題だったかを
一例一例積み上げて自分なりの診断学を構築していく

逆風こそ進歩する

みやぞんの名言「自分の機嫌は自分でとる」

数々の弟子を見てきた匠の先生が言うので
わずか20分の講演ながらも
ひじょ〜に重みがありました。

AIが進化すると言っても最後は人間。

我もかくありたい









by kenzaburou41 | 2018-05-11 23:21 | 先輩からのアドバイス | Comments(0)
<< 食道内視鏡 内視鏡学会初日 >>