今度、消化器外科学会で
食道内視鏡治療やった後に、病理でSMがんと判明し
手術を受けた方の転移頻度、CTリンパ節転移診断の確からしさ
を発表ですわ
もともと転移がないとされているので内視鏡治療を最初にやったんだけど
病理でSM1、SM2
これは転移のリスクありそうだから手術をしましょうという患者さんへの
転移頻度と手術直前にCT取り直した時のCTでの転移診断能。
36人中13人に転移陽性(36%)
(SM1 3人中1人、SM2 33人中12人)
このうちCTで転移ありと診断できた人はわずか4人のみ
転移なしと診断して転移なし23人、転移あり9人。
CTの正診率75%、 感度30%、特異度100%
で、転移のあった画像を見返して見ても、転移があったリンパ節の大きさは3mm以下が半数以上
「CTなどで明らかな転移はありません」と言っても、イコール転移はない、訳ではなく。
画像には描出できないくらい小さなものが少なくないということ。
転移先で一番多かったのは右頸部、傍気管(右101)が最も多く。
放射線治療が手術の代用、と言われるものの
食道がんは頸、胸、腹に広範囲に転移が起きる。
SMがんでも進行癌とおんなじ。
放射線を当てる場所をよく考えないといけないということ。
というわけで鹿児島の消化器外科学会で
発表してまいります〜