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ガイドライン評価

食道癌のMかSMかを診断するのに
ガイドラインに超音波内視鏡または拡大内視鏡による精査を
弱く推奨する

って書いてあるんだども。

これでいいか?っていうガイドライン評価が当たって、すっかり忘れてて明後日が
その締め切り

しもた。

MかSMの区別?

拡大、EUSもいいけど

食道造影でしょ。やっぱり。決め手は。

最初から手術するかしないかの。

誰が見ても側面変形あり=手術

側面変形弱い=まずは内視鏡

っす。


側面変形とは,癌のX 線二重造影側面像における消化管壁の内腔側への変形であり,

深達度診断の客観的な指標とされ,治療方針の選択に重要な所見である.

管腔が十分拡がった二重造影像で判定され,その成因は,癌細胞量とそれに伴うfibrosis,反応性のリンパ濾胞増生などによる病変部の硬さと周囲の非癌部の消化管短軸方向への伸展性の差で現れると考えられている.

側面変形の形態と癌の浸潤量,深さとは密接な相関があり,牛尾ら1)は消化管癌の側面像における一側変形の型を4 つのパターンに分類している.

すなわち,無変形,角状変形,弧状変形,台形状変形であり,台形状変形は固有筋層またはそれ以深に浸潤した進行癌の所見である.

弧状変形では癌巣が粘膜下層にmassive に浸潤しているかまたは固有筋層に少量浸潤している所見,

角状変形では粘膜下層への中等量の浸潤,無変形では癌巣は粘膜固有層にとどまっているか,粘膜下層に極少量浸潤したものと報告している.

牛尾らの分類は主に大腸癌の深達度診断で検討されてきたが,食道癌,胃癌でもその有用性が報告されている.

食道癌における側面変形では細井らによる分類2)があり,

A 型(無変形),B1 型(単純直線型),B2(不整直線型),C 型(平皿状陥凹),D 型(楔状陥凹),E 型(台形状陥凹),F 型(椀状陥凹)の7 型に分類している.

主にA 型,B1 型がEP,LPM 癌,B2型がMM,SM1 癌,D~F 型がSM2 以深癌の指標とされる.

C 型変形はLPM 癌からSM2 癌まで広く出現するが,その変形が短く明瞭な場合,局所的に浸潤したSM1~2 癌の診断に有用とされる

側面変形は,体の上下方向に走行する細い管腔臓器(食道,上行・下行結腸,直腸)では描出や判定は容易であるが,

前後方向に走行する部位(胃穹窿部,横行・S 状結腸)や食道の気管分岐部,胃角,肝・脾彎曲部や半月ひだなどに位置した病変では描出や判定に注意を要する.


ガイドラインに食道造影が書いてないってのもいかん、、

これは改訂ポイントでしょう






by kenzaburou41 | 2018-06-14 00:32 | 診断の達人たち | Comments(0)
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