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CHECK MATE 141試験

新しい分子標的薬、オプジーボ

国際共同第Ⅲ相試験の結果。

食道癌ではなく、頭頸部扁平上皮癌、シスプラチンなどの
プラチナ製剤を行ったけど再発した、あるいは効かなかった
361例を対象、PS0−1、測定可能病変あり

オプジーボ群と
治療を医師がセツキシマブ、メソトレキセート、ドセタキセルの
いずれか1剤を選べる群の2群に分けて全生存期間について比較。

その結果、1年生存率はオプジーボで36%

他の薬剤の治療群で16、6%と

6人に1人しか1年後に生存できなかったのが3人に1人に改善、

生存期間の中央値は7、5ヶ月 VS  5、0ヶ月

オプジーボで2ヶ月は長く生きられた。

オプジーボ群で有意に成績向上が得られたそうです。

しかも安全性も比較的良好。

条件としてはプラチナ製剤の抗がん剤をやったあとでないと
使えないということ

オプジーボをその次にやって

さらにこれが効かなくなって、

次の抗がん剤をやると縮小効果が見られることもあるとのこと。

う〜ん、そうするとこれ
同じ扁平上皮癌の
食道癌にも将来的には有効と証明される日も近いわけで。


「もう試す薬はありません」と言われた患者さんに
1つの光になるのではないか。

という今日のお勉強でした。

ぽちっとな



by kenzaburou41 | 2018-06-16 00:06 | 新しい治療法 | Comments(0)
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