新しい分子標的薬、オプジーボ
国際共同第Ⅲ相試験の結果。
食道癌ではなく、頭頸部扁平上皮癌、シスプラチンなどの
プラチナ製剤を行ったけど再発した、あるいは効かなかった
361例を対象、PS0−1、測定可能病変あり
オプジーボ群と
治療を医師がセツキシマブ、メソトレキセート、ドセタキセルの
いずれか1剤を選べる群の2群に分けて全生存期間について比較。
その結果、1年生存率はオプジーボで36%
他の薬剤の治療群で16、6%と
6人に1人しか1年後に生存できなかったのが3人に1人に改善、
生存期間の中央値は7、5ヶ月 VS 5、0ヶ月
オプジーボで2ヶ月は長く生きられた。
オプジーボ群で有意に成績向上が得られたそうです。
しかも安全性も比較的良好。
条件としてはプラチナ製剤の抗がん剤をやったあとでないと
使えないということ
オプジーボをその次にやって
さらにこれが効かなくなって、
次の抗がん剤をやると縮小効果が見られることもあるとのこと。
う〜ん、そうするとこれ
同じ扁平上皮癌の
食道癌にも将来的には有効と証明される日も近いわけで。
「もう試す薬はありません」と言われた患者さんに
1つの光になるのではないか。
という今日のお勉強でした。
ぽちっとな