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鎮静をめぐる諸問題

学会の午後は「鎮静をめぐる諸問題」
っていうセッションに

「経鼻内視鏡で鎮静しない立場から」
発表してまいりました。

クリニックとか大学病院

二度と検査を受けたくないと思わせないように
ぐっすり薬で寝かせて、気付いていたら終わっていた

というのが患者さんにはありがたいかもしれませんが。

経口内視鏡でがっつり寝る方法では
咽頭領域を充分広く観察できないので
食道癌の患者さんには、のどを通るまでは鎮静しませんよ

のどを通る時に
「う~っ」と発声させない、
ほっぺたぷーっと膨らまさない内視鏡医には
診てもらわない方がいいですよ

というのがケン三郎の主張。

あとは鎮静するけどどうやって工夫しているか?

鎮静に関しては適切な鎮静ってことで
6年前に発行された「鎮静ガイドライン」があって

基本は、鎮静するならモニタリングをしっかりする事

ごく稀に、キシロカインのアナフィラキシーショックになることが
あるので、万が一に備えて緊急事態にすぐ対応できるように
準備しておくこと

患者さんにその稀に起こるショックのことを話しておき
文章で同意書を得ていないと裁判で負ける事があること

食道癌の患者さんによくあるのは酒のみすぎてて
鎮静剤が全然効かず、大暴れする方がしばしばいること

こうしたかたの対応策。

一度ガイドライン読んどかなきゃ、、


キシロカインはもちろん
内視鏡にまつわる薬剤も
その特性をよくしっておかねばっ

ねばっ~





by kenzaburou41 | 2018-11-04 01:19 | 講演録 | Comments(0)
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