学会の午後は「鎮静をめぐる諸問題」
っていうセッションに
「経鼻内視鏡で鎮静しない立場から」
発表してまいりました。
クリニックとか大学病院
二度と検査を受けたくないと思わせないように
ぐっすり薬で寝かせて、気付いていたら終わっていた
というのが患者さんにはありがたいかもしれませんが。
経口内視鏡でがっつり寝る方法では
咽頭領域を充分広く観察できないので
食道癌の患者さんには、のどを通るまでは鎮静しませんよ
のどを通る時に
「う~っ」と発声させない、
ほっぺたぷーっと膨らまさない内視鏡医には
診てもらわない方がいいですよ
というのがケン三郎の主張。
あとは鎮静するけどどうやって工夫しているか?
鎮静に関しては適切な鎮静ってことで
6年前に発行された「鎮静ガイドライン」があって
基本は、鎮静するならモニタリングをしっかりする事
ごく稀に、キシロカインのアナフィラキシーショックになることが
あるので、万が一に備えて緊急事態にすぐ対応できるように
準備しておくこと
患者さんにその稀に起こるショックのことを話しておき
文章で同意書を得ていないと裁判で負ける事があること
食道癌の患者さんによくあるのは酒のみすぎてて
鎮静剤が全然効かず、大暴れする方がしばしばいること
こうしたかたの対応策。
一度ガイドライン読んどかなきゃ、、
キシロカインはもちろん
内視鏡にまつわる薬剤も
その特性をよくしっておかねばっ
ねばっ~