今日は午後から雑誌の取材を受けまして
「食道癌の内視鏡治療」について
いったい何例くらいやってれば安心できる?
っていうので
ちょうど、食道班の後輩が勤めてる病院で
今年食道癌の内視鏡治療が10例
達しましたと聞いたばかり
関連病院でハイボリュームセンター・大学病院以外で
年間食道癌の内視鏡治療
10例以上やってる施設ある?
うーん、、思いつかない
そうだよなあ、一般病院で食道表在癌ってそうそう
経験しないし、あっても数例でしょう
去年掲載された雑誌には年間200例近くESDEMR
やってる先生が年30例あれば大丈夫でしょう
なんて言ってるけど
病院の名前に「がん」ってつかない病院では
年間30ってちょっと厳しい基準っす
いやいやそれはもう麻痺してますよ、そんなに
食道早期がんの患者、市中にいないって。
ということでケン三郎は
「食道10、胃30、大腸10」やってれば充分でしょう
一括切除率はきにしますか?
全然気にしません、癌のまわりに予備群がたくさんある人に
一括切除?きれいには取れないのが普通です。
「EMRとESD,EMRがあとから開発されたらみんな今EMRに
飛びつくでしょう」
「APCで焼いても浅い病気はOKです」
え。そんな方法あるんですか、、
「むかしっからやってますので
トピックでもなんでもないです、APCは」
だんだん、え、え、
この先生に聞くんじゃなかった的な雰囲気に。
「食道と咽頭どっちも大事です」
「なんで咽頭表在癌の内視鏡治療数調べないんですか」
的逆取材まで敢行。
やりにくかったろうなあ。。。
あさっては岡山にとびますよとのこと
岡山には、鏡視下手術の名医、名チームと
ESDの達人がいますよ~、尊敬する先生方です、
よろしくお伝えくださいと
名医への道はケン三郎には、まだまだ遠い道のりでございます。
日々こつこつと