昨日は福岡で講演がございまして
食道癌と同時性異時性に多発しやすい咽喉頭癌の早期診断と治療
について話してまいりました。
頭頸科の先生の詳細な解剖の解説と鑑別疾患のご説明のあとに
ケン三郎の1時間の講演。
食道がんの4人に1人は下咽頭癌
10人に1人は中咽頭癌で
逆に
下咽頭癌、口腔底がん、中咽頭(上、前、後壁)患者は
6割ちかい食道癌との重複あり
特に注意が必要ということ
食道癌から5年たっても10年たっても下咽頭がんがあとから
でてくることがあるから食道癌患者さんの経過観察を打ち切ってはいけない事
咽喉頭表在癌は同時性多発が2割
異時性多発が2割あるので1つみつかったらもう一つある
とおもって検査すること
治療するときは頭頚科の先生と密に連絡をとって
協力して治療にあたること
熱っぽく話したら予定時間をオーバーしてしまい
またそのあとにも関連施設から
「私たちの咽喉頭がん観察法」ってことで
10施設から症例提示、問題点へのコメンテーターを
求められ
皆がここを良く見ないといけないという問題意識があって
いや~こんなに集中して4時間強も咽喉頭表在がんで
語り合ったことはないかも・・
福岡に確実に、「ケン三郎メソッド」が浸透しつつあることを確認。
嬉しい楽しい一日になりました。
招いていただいた関係者の先生方、
有難うございました!
火曜日から、福岡県の内視鏡が経鼻内視鏡での
スクリーニングに代わるかも
鎮静してる場合じゃない
患者さんと一緒に協力して早期癌を早くみつけましょう!