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Web講演の質問

Web講演を見ていた先生から質問がきました! 結構全国ご覧になった先生いらしててビックリです。

Q1)Valsalva法で経鼻内視鏡を行う時は、長くて1症例あたり何分時間をかけるのでしょうか?

上咽頭や中咽頭、食道、胃と全て隈なく確認を行う場合、相当な時間がかかるのではないでしょうか?


A)うちはほぼ全例、内視鏡検査を受ける方が食道癌・咽頭癌のハイリスク患者という特殊な環境ですので
検査に10分くらいはかかっています。口腔咽喉頭観察はそのうち1分半くらいです。
食道癌患者じゃなくても、酒のみ毎日二合以上+酒やめろときつく指導しても辞めない+フラッシャー(赤くなる方)
+55歳以上男性は特に入念に観察しています。
ピロリ菌未感染の方は胃にあまり時間をかけずに咽頭に時間をかけるのが効率的だと思います。

外勤先で一般の方をスクリーニングする場合は酒飲みのハイリスクには時間をかけて、
リスクのない人には手短に行っています。3時間で12~3人くらいをこなせるので
検査、麻酔、入れ替え含めて一人約15分です。鼻腔麻酔も3分程度に短縮して行っています。

Q2  経鼻で鎮静なしのValsalva法は相当苦しいのでは?

うちは10年前から咽頭~食道入口部が十分見えないこと、咽頭癌の見落としを経験したという理由で
鎮静経口(拡大含む)でのスクリーニングは辞めました。
ほぼ全例高画質のレーザーもしくはNBI経鼻でスクリーニングし、鎮静もしていません。
おかげでバックベッドもいらなくなりました。

Valsalva法も患者さんは慣れたもので毎回当たり前のようにやっており、「のどを診る都合上協力してもらわないと
見えません」「経鼻内視鏡だと、のどがものすごくよく見えるんです」「食道癌の治療後に下咽頭癌はよくでてきます、
そこをしっかり見る必要があるんです」と説明すれば、文句を言ってくる患者さんは皆無です。
どうしても寝かせてほしいという人には食道に入ってから寝てもらいますが
経鼻だと、食道に入って鎮静かけずに観察してもそれほど苦痛なく検査が可能です。
検査中余裕があれば患者さんと画面をみながら説明し、会話をしながら
節酒教育ができるのも大きなメリットです。

とお答えしました。どしどし質問お待ちしております~



by kenzaburou41 | 2019-04-23 19:46 | 講演録 | Comments(0)
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