昨日は150回千葉市医師会胃腸疾患研究会で
ケン三郎と高校の同級生でダブル講演。
令和時代の経鼻内視鏡活用術
ってことでお話してまいりました。
会場に人があふれて椅子を新たに用意するなど
たくさんの先生方に来ていただいてありがたく
この場を借りて厚く御礼申し上げます。
日本全国津々浦々 咽頭も食道も胃も十二指腸もしっかり見てる
そういうところは少ないですが
リスクのあるかたにはそこもオプションとしてみましょう
という提案をいたしまして。
千葉の先生方、「鎮静しています」は100人中2人くらい。
「うちは鎮静していません」が圧倒的で
「全例鎮静しています」という地域と大違い。
鎮静、ブスコパン、グルカゴン? え、、
令和時代は 非鎮静、経鼻、画像協調、ミンクリアで
十分じゃないでしょうか
って
いえるだけの画像をパカパカだしてきました。
あけて今日も内視鏡してて
患者さんに話をしながら。
50歳の女性。
10年くらい前に除菌しましたという。
ああ、じゃあご両親からもピロリもらったんですね、
と聞くと、そうなんです、昔はみんな井戸水飲んでたって言いますし
ああだいぶ胃は健康な胃に戻ってますね、早く除菌してよかったですね
ところでお子さんいます?
いますけど
あ、それは危ないですね、口から口の感染で母親から子にピロリ菌移している可能性ありますよ
えっ、、そ、、そうなんですか??
お子さんにすぐ連絡してピロリ菌いるかどうか調べてもらってください
内視鏡やるときは口からじゃなくて鼻からお願いするように言ってください
と伝達。
はい、そうします、、、気が付かなかった、、、
と患者さん
早く除菌しとけば胃がんのリスクは確実に減りますから。
そうなんです、口コミで患者さんに伝達できる
これが非鎮静、経鼻内視鏡のもっともいい点で。
ほら、こんなに食道あれてますよ、お酒でだいぶ傷んでますね
ちょっといたわってあげてください
というだけでもだいぶ違います。
「口から」の時代から「鼻から」の時代へ。
全国浦々を行脚します~