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胃管の観察

食道癌の手術後、胃管にも癌ができることがあります。

shirakawaらの報告では30例33病変の発見時期は術後57ヶ月(中央値)報告されており、

2018 Jul;15(3):180-189. doi: 10.1007/s10388-018-0611-2. Epub 2018 Mar 27.

Clinical characteristics and management of gastric tube cancer after esophagectomy.

Shirakawa Y, et al.

ケン三郎の施設でも59例70病変の胃管がんの経験、中央値は79ヶ月でありまして。
(こんなに症例あるけどunpublished data,もったいない)

食道がんが治った、ああよかった、と思っていたら胃にがんができた。

やっぱり定期検査してなきゃ、、でして。

胃管を観察するには、食事が残っていると観察不良ですので、「食べないで来る」のは必須。

時々胃カメラするっていうのに朝飯食ってきちゃう患者さんもいる、食道の術後だと朝飯くってくると
まあ検査できないので「今日はお引き取りください」「せっかくだし、きれいな状態で検査しましょうね」
になります。

論文ではかかなかったけど

胃管見るときって

心拍動がどっちから来るかで再建術式がわかるんですね

「ほら、後縦隔再建だと前からぱかぱかするのに

胸骨後再建だと後ろからぱかぱか動くでしょ~、人間の体ってすごいよね~」

って学生さんに教えてるのに、論文にかくの忘れてた。

術後内視鏡のすべて っていうのがテーマだったのに・・

書いてあったら、ああ~この先生は外科手術のことわかってるねえって、
外科医っぽい視点だよねえと。

読者がもっと感心したと思うのに。

「後縦隔再建、胸骨後再建か内視鏡でみれば分かるんです」

この一言を添えなかったのが痛い。





by kenzaburou41 | 2019-09-27 19:03 | 他臓器重複癌 | Comments(0)
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