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飲まないのに食道癌に。。

我が国の食道癌の多くは飲酒・喫煙やアセトアルデヒド代謝酵素の遺伝子多型がリスク因子とされている。これらのリスク因子がない症例は日常診療において少ないながらも経験され、例えば「主に胸部中部~下部食道の後壁側に縦走する線状びらんの一部に見られる扁平上皮癌」のように特徴的な病変も経験される。しかしながら、多数例での臨床病理学的特徴は未だ明らかにされておらず、ごく少数の報告が見られるのみである。(1特に、病理医の立場から、飲酒歴や喫煙歴を把握した上で手術材料・ESD材料を病理診断できることは少なく、特徴的な所見があったとしても因果関係を認識していない可能性がある。

非飲酒・非喫煙の患者に生じた食道癌に特徴的な所見はあるのか,その背景粘膜に特徴的な所見はあるのか。食道癌の専門施設の内視鏡医、外科医、放射線科医、病理医が集結する本研究会で、非飲酒・非喫煙の食道癌症例を詳細に検討し、背景粘膜を含めた臨床病理学的な特徴を明らかにすることを目指したい。

参考文献:
1)Shigaki H. et al. Clinicopathological feature of esophageal squamous cell carcinoma in never smoker-never drinkers. Disease of the esophagus (2007) 20, 1-7

【演題を応募頂くにあたり,以下の基準で候補症例を選択して頂きたく、よろしくお願い申しあげます。】
  • 習慣的飲酒歴・喫煙歴がない食道癌
  • 性別、年齢、多重癌や逆流性食道炎などの既往歴、PPIなどの内服歴、臨床的背景を把握できていること
  • 内視鏡的に病変とその背景粘膜を評価できること
  • 病理標本の検討が可能であること

今回の検討結果は、多施設共同研究として発表したいと考えております。倫理申請についてもご協力いただければ幸いです。
注:候補になり得るか迷われた場合は、当番世話人まで症例の概要等お知らせ頂ければ相談させて頂きます。

演題募集要項

抄録は所属・演者名・本文を400字以内で作成し、テキストファイルで添付して下記抄録送付先(食道色素研究会事務局)にメールで応募して下さい。尚、発表は各自ノートパソコンを持参して頂き、プロジェクター1台での映写発表となります。

締切日令和元年10月31日(木) 必着
抄録送付先食道色素研究会 事務局 (担当:坂本 圭子
東京医科歯科大学 消化管外科学分野
〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
TEL:03-5803-5254 FAX:03-3817-4126
E-mail:sikiso.srg1@tmd.ac.jp


by kenzaburou41 | 2019-10-30 12:59 | 食道色素研究会 | Comments(0)
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