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治療困難症例検討会

胸部外科学会で一緒に行われる食道癌治療困難症例検討会

今年も6題の演題の応募がございまして

徳島からバス、新幹線を乗り継いで京都に到着

午後の食道のセッション、夜の検討会に参加してまいりました。

食道の手術、うまくいくといいのですが

上手くいかなくてその後困った、こういう対応をした、

一例一例、こんな大変な経験をしました

って報告聞きながら

この症例が一度に自分の施設で同時期に集まったり
したら大変だろうな
とか

手術してはうまくいかなくて
手術してはうまくいかない

だと患者さん結構しんどいだろうな

と思いをはせる

「しかしこんなに大変な思いをしましたが、今は
元気に食事もとれています」というとほっと胸をなでおろし

「手術でいろいろ手を尽くしましたが、結局今も
食事がとれない状態で、生存しております」
というと、う~ん、、

困難症例で、困難でした。 がくっ、、

困難症例で、困難だったけどなんとか解決しました。

のほうがいいですね。

「うちには困難な症例はありません、この検討会に出す症例は
ありませんよ」という施設はどこ行ってもないとおもいますが

なるべくここで伺ったアドバイスを参考にして
自分の施設では困難を最小限にしなければ・・・



by kenzaburou41 | 2019-11-03 13:32 | 手術の合併症の話 | Comments(0)
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